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書類選考に合格したら、いよいよ採用担当者と面接が始まります。
 
履歴書を読んで会ってみたいと思われたのに、いざ面接で顔合わせしてみるとビジネスマナーとしての身だしなみが不十分で、減点の対象にされてしまうことだけは何としても避けたいところ。
 
外見が気になる
 
今まで就職活動の経験がなかったとしても、知らなかったでは通用しません。
 
面接で大切なのは自分らしさを優先するのではなく「清潔感」のある印象です。
 
アパレルなど職種によっては面接時は私服でお越し下さいという指示もありますが、どんな職種でも「清潔感」を心がけて、自分はすでに社会人であるということを意識し身だしなみを整え面接に臨みましょう。
 

リクルートスーツを用意する

リクルートスーツを用意する

転職活動を始めたらリクルートスーツを1着用意しましょう。
 
数年前の就職活動の際に使用していたスーツでも問題はありませんが、サイズが合わなくなっているなら、あまりオススメできません。
 
なぜなら、スーツは装飾のないシンプルな服だからこそ、サイズが合っていなかったり生地の劣化などは一目で分かってしまうからです。
 
転職活動自体が将来の自分への自己投資だと思って、可能であれば新調しましょう。
 
転職が決まれば用意したスーツは上下で着用せずとも、ジャケットにワンピースを合わせたり、スカートにはデザイン性のあるブラウスに合わせるなどすれば通勤時でも活用できます。
 
長い目で見ると、最初の自己投資を惜しまない人の方が転職活動において有利になり、結果的に得になることの方が多いのかもしれませんね。

リクルートスーツの選び方

リクルートスーツの選び方

リクルートスーツには流行はほとんどありませんので、自分の体型に合ったものとビジネスマナーを念頭に置いて選んでいけば失敗することはないでしょう。
 
そこでスーツと一口に言っても様々なデザインなどがありますので、転職活動の目線から注意して見ると良いポイントを説明していきます。

スカートの長さ

丈の長さはは膝にスカートの丈がくるくらいか、膝上5センチ程度が好ましいです。
 
膝が全部見えてしまう丈は短すぎなので注意してください。
 
また、椅子に座った時に短すぎないか確認しておきましょう。
 
そして、必ず店頭で試着してください。
 
通販サイトを活用するとお手頃価格で購入できてしまうものもありますが、サイトに掲載されているサイズと実際に試着したサイズ感では、異なる場合があるので購入される際はご注意ください。

スカートのウェスト

手のひらが入るくらいの大きさが目安です。
 
ジャストサイズだとシャツを入れた時にキツくなってしまいますし、サイズが緩すぎるとスカートが回ってファスナーの位置が正面になってしまうことにもなりかねません。

ジャケットの袖の長さ

手首が隠れる程度が好ましいです。
 
長いからと言って腕まくりをしたり、袖を折ったりせずに、手首が隠れるくらいの長さを選びましょう。

肩幅のフィット感

肩幅が大きすぎるスーツはだらしない印象に見えてしまいますが、きつすぎてしまうのも窮屈に感じさせてしまいます。
 
リクルートスーツ専門店ではメーカーごとに様々なサイズを取り扱っています。
 
必ず試着してジャストサイズを見つけましょう。

ジャケットのウエストのくびれ

ウエストがシェイプされているデザインは上半身がすっきりし、さらに、立った時に腕がくびれにフィットして立ち姿をきれいに見せてくれます。
 
ただし、シェイプしすぎるデザインは転職活動には不向きなため注意してください。

スーツの色

黒か紺が好ましいです。

髪型について

転職活動において、お洒落に見えるアレンジは不要です。
 
また、清潔感が大事ですので、染めていた髪は地毛の色に戻すなりし、後ろで縛れる長さなら1本にまとめるのが望ましいです。
 
前髪がある場合は眉毛が隠れる程度の長さがギリギリのラインです。
 
それ以上長くなると目が隠れてしまい印象が悪く見えてしまうため、切るか横に流しておでこを出すようにしてください。
 
髪で顔が隠れてしまうと表情が見えづらいので、耳にかけるなどしてフェイスラインを出してください。

メークについて

メーク方法について

ナチュラルメークが基本です。
 
ノーメークは社会人としての身だしなみに欠けるので、出来ないことを言い訳にせずにメークをしてください。
 
やり方が分からない場合は、習いに行くかデパートの美容部員さんに聞くなどして習得していきましょう。
 
転職が決まった後も会社にはメークをして行くので、転職活動中に思い切って習っておくこともオススメします。
 
特に、眉毛は流行りの形にせずに、生えている形を生かした眉毛の方が自然に見えますので、抜きすぎないようにしましょう。
 
チークは濃く付けすぎないようにして、口紅は自分の唇の色から離れすぎない色を選ぶとナチュラルに見えます。
 
ナチュラルメメークなら、
 
  • 眉毛
  • チーク
  • 口紅
 
この3点を押さえておくだけでも十分です。
 
美容系やアパレル系を除いて、面接の場でファッション性は必要ありませんので、グロスはつけないでください。

鞄の大きさ

面接の服装はリクルートスーツが必須ですが、同時に鞄も必要になります。
 
資料などを持って行く場合もありますので、A4用紙が入る大きさの鞄を用意すると良いです。

面接時に必要な持ち物

  • 履歴書のコピー
  • 企業の応募書類
  • A4用紙が入るクリアファイル
 
この3点は必ず用意してください。
 
面接が始まるまでに、今回送った履歴書のコピーや応募書類を読み直すこともあるでしょう。
 
また、企業側から資料などが配布されることもあるため、鞄にそのまま入れないでクリアファイルに入れてから鞄にしまうようにしてください。

靴について

靴磨きをする

色は黒が好ましいです。
 
エナメル素材は面接向けではなくリクルートスーツとも合いませんので、レザー素材にしましょう。
 
ヒールの高さは3〜5センチくらいがベストです。
 
バレーシューズのようなヒールの高さがないものは、リクルートスーツに合わせると不恰好に見えてしまうためパンプスを履きましょう。
 
長時間パンプスを履いていると足が痛くなってしまうようでしたら、移動中に履き替えるなどをして対策をしてください。
 
冬の寒い時期も同様に、移動中はブーツを履いて面接会場ではパンプスに履き替えると良いと思います。

腕時計について

腕時計について

仕事中に目上の方や取引先などと接する機会があるときに付ける腕時計は、ファッション性のあるカジュアルなデザインのものは避けましょう。
 
細かい部分ですが、ビジネスとしてのマナーが問われます。
 
高価なものではなくて良いので、シンプルなデザインのものを着用するようにしてください。

アクセサリーについて

面接時には不要です。
 
小さなピアスをしていても外しましょう。

爪について

短く切りネイルは不要です。

パンツスーツについて

スカートではなくパンツでも大丈夫です。
 
立ってパンプスに合わせた時に、裾が少しかぶさる程度の長さが好ましいです。
 
必要なら裾上げをしてください。

まとめ

清潔感を大事にする

面接では「清潔感」を意識して、身だしなみを整えて行くことが大事になります。
 
面接で「外見」の印象が悪くなる理由としては、スカート丈が短かったり前髪が長く目にかかっていたりと、些細なことが気になってしまうからです。
 
企業側はみんなが同じ格好でいることを目的にしているわけではなく、ビジネスとしてのマナーを心得て、企業の一員となって働く準備ができているのか確かめる基準にもなるのです。
 
「頑張りたいです」と熱心に言葉でと伝えたところで、面接をするときのビジネスマナーくらいは調べてきましょうと思われてしまったら、せっかく面接まで進んだのに身だしなみがあだになってはもったいないです。
 
企業面接時の身だしなみは、ある程度基本的なことさえ押さえておけば、身だしなみで印象が悪くなることはほとんどありません。
 
スーツを着てナチュラルメークをすることに慣れなていなくても、転職活動を通してビジネスマナーを学んでいけば実際に働き始めてから必ず役に立つことばかりです。
 
冠婚葬祭でも服装のルールがあるように、転職活動の面接においてもルールがあります。
 
「自分らしさ」を優先する前に、ここで勝負するにはどんなルールがあって、どうしたら有利になるのかを攻略することが先決です。
 
採用が決まればリクルートスーツを着て出勤することはありませんし、社会人であることを念頭に置きつつ、自分らしい好きな格好は働き始めたらいくらでもできます。
 
転職活動を成功させるためにもまずは身だしなみとしてのビジネスマナーを身につけていきましょね。
 
ビジネスマナーのアドバイスが欲しい方は参考にしてみて下さい。
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転職女子

30代アラフォー女子です。20代半ばで転職を何度か試みましたが、ネットがあまり普及されていない時代でしたので、アルバイト誌や公共機関だけの情報が頼りでとても大変でした。転職をしたくてもどうやって始めたらいいのか悩んでいる方の力になれたら嬉しいと思い、サイト「転職女子」を2018年に立ち上げました。